展示会に行くと、そろそろ休憩されますか?とおっしゃってくださって、例えばミナの展示会だったらcallで販売しているハーブティー。ホームスパンだったら日本茶。ルルだったら紅茶。エバゴスだったらロイヤルミルクティー。という風にそのブランドらしい飲み物を出してくださる。そんな中、当たり前のようにコーヒーをさっと出してくださるメーカーさんがたくさんある。このコーヒーブームのさなかにまさかコーヒーを飲めない大人がいるはずもない。という見解なのか、さっ、ま、一杯どーぞどーぞ。と勧められるその先に、なみなみと注がれた真っ黒のブラックコーヒーを目の前にして、コーヒー苦手なんです。。とはなかなか言えないものだ。商談しながらカップを持って、話に夢中で…風を装ってひとくちも口をつけずに退散する。そろそろ気づいてくれるかな、、という思いで数年が経ち、一向に気づいてくれる様子がないので、あの…すみません、コーヒーちょっと苦手で。せっかく出して下さったのにごめんなさい。というと、たいてい、え!!!あ、じゃあじゃあ、お茶…あ、すみません、お茶もお水も用意がなくて…。いえいえ大丈夫です、のど渇いてませんからお気になさらずに…。なんて事に大抵なってしまう。ならばこのコーヒーブームに乗って飲めるようになるために練習しようと、色々豆を買って家で試してみる。コーヒーのお供においしいスイーツも買って。飲めるようになったあかつきには、パリのオープンカフェでちっちゃなエスプレッソのカップを片手に物思いにふけるという夢を叶えたい。自宅のキッチン。試した色んなお店の豆達。結果、私はコーヒーを飲むと気持ちが悪くなる体質なんだという悲しい事実を知る。ほぼミルクなんじゃないかというくらい、ミルクがたっぷり入ったミルクコーヒーは大好きだ。