きのうは3 ET DEMI芦屋店、そして今日は3 ET DEMI神戸旧居留地店に行った後、3 ET DEMI LE PASSGEへ行き、閉店後ディスプレイ替えをしました。

旧居留地に移転する前の海岸ビルヂングに3 ET DEMIがあった頃、オープンして1年ほどはスタッフもおらず1人だったので、いつも閉店後、深夜までディスプレイ替えをしていて、好きな曲やラジオを聴きながらの作業がとても好きでした。

自分の趣味の時間を大切に、そして明日の体力も温存して欲しいという願いもあって、ノー残業をモットーにしている会社なのでスタッフは定時で退社してもらい、今でも当時と変わらずいつも1人で、”終電がタイムリミット”と決めて好きな曲をかけて楽しくディスプレイ替えをしています。今日は、Y.M.Oから始まり、高橋幸宏、大瀧詠一、ビョーク、ライド、スヌープ・ドッグ、ザ・シャーラタンズ、チャプターハウス、が残業のお供でした。

3 ET DEMI神戸旧居留地店、3 ET DEMI芦屋店、3 ET DEMI LE PASSAGE店、各店舗を巡回して1日スタッフとしてお店に入って接客をしています。「バイヤーさんの多くは店頭に立って接客をするということはないので、石原さんは珍しいバイヤーさんですね。」とお取引き先のメーカーさんに言われる事が多いのですが、お客さまが今、何を求めていらっしゃるのか、何に不満を持たれているのか、何に困られているのかを直接聞いて、それを元にオリジナルや別注を作り、みなさんに喜んで頂きたいという強い想いがある。先日、70代後半のお客さまが、「このブラウスはかわいいけど後ろボタンだから私には無理だわ…」とおっしゃられていました。そうよね…。腕も上がらなくなるし、指先の細かい作業が難しくなるものね…。「胸が大きいから、それが目立たないかわいい服が欲しいの」「背が低いからどれもお直しに出さなくちゃいけなくてお修理代が高くついて大変で…」等々、日々店頭に立っているからこそ聞こえてくる声が沢山ある。私は10代の頃から太ももが太いしお尻は大きいし…と、自分の体型にはずっとコンプレックスがあって、お客さまの切実な気持ちは本当に痛いほどよく分かる。私はバイヤーというお仕事はデザイナーの想いとお客さまの想いを繋ぐお仕事だと思っているので、決してバイヤーの独りよがりにならず、出来る限り寄り添いたいといつも思っています。

こちらの店舗に来ると、ギャルソンブノンが欲しくなるし、神戸店に行くとミナホームスパンエバゴスが欲しくなるし、芦屋店に行くとルルアンティパストが欲しくなる。あ〜、もうほんとエンドレス。。でもそーやってあれこれ悩んでる時間が実はとても楽しいんですよね。

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