地元の人達の普段の生活を見てみたくて、自転車で行けるところまで行ってみることに。

売店。日本のコンビニくらい至る所にある。どのお店もほぼ同じような品揃えで、焼いたトウモロコシと栗、果物とミネラルウォーターが売られている。籠の中にニワトリがいて、産みたての卵を売っているお店もあった。日本でいう、まさにオーガニックナチュラルフードショップ。ナチュラルハウスや宅配便、お取り寄せなどでなるべく身体に良い物を、という思いで無農薬野菜や食品を買っている身としては、原点を見た、これぞ本来の姿!と目が釘付けに。

観光地では数件コンビニを見かけたが、売っているものはコーラやミニッツメイド、オレオやキットカットなどのお菓子、カップ麺、菓子パン、たばこ…といった感じ。お店の人は椅子に座ったままで最初から最後までスマホから目を離さない。自転車で遠くまで走ったので喉が渇いて道ばたの売店でお水を買った。どこから来た?おー日本か!バイクは乗れるか?1日貸すぞ、 100000ルピアでどうだ?など、たくさん英語で話しかけてくれた。最後に「ありがとう」と手のひらを胸の所で合わせて日本語でお礼を言ってくれたので、私も「テリマカシー」とお礼を言った。すると、日本のどこだ?というので、「神戸。大阪の近くだよ。わかるかな?」と言うと、おお!大阪か。「ありがとー」となんと関西弁で答えてくれた!そしてインドネシア語ではなく、バリ語のありがとうを教えてくれた。地元の言葉だと、お互いより嬉しさが増す。おじちゃん、「マトゥール クスクマ!」

大通りのいたるところにあったごはん屋さん。どこのお店も外からおかずが見えるようになっている。普段家では絶対食べないけれど、キャンプやこういう所に来ると、私の中で突然子供の頃の3秒ルールが復活して、ハエが止まってた?大丈夫、大丈夫。3秒も止まってなかったよ。下に落ちちゃった?あ〜3秒以内にフーフーしたら大丈夫よー。と、いきなり大胆になり、気にせず食べてしまう。その環境にどれだけ早く慣れ、柔軟に対応するかによって、旅の楽しさは何倍にも変わってくると思う。お店の入り口やお家の玄関、ホテルの入り口など、ほぼ全てと言ってもいいくらい、このお花のお供えが置いてあった。頭に大きな籠を乗せた女性が、お花を地面に置きお水のようなものをかけて、手のひらをひらひらとさせておまじない?のような儀式をしていた。とても神秘的で食い入るように見ていたら、それに気づいて最後ににっこり笑顔をくれた。日本では考えられないくらい荒い運転の車とバイクにも負けず、見てみたい!という一心でひたすら自転車をこぐ。すごい車とバイクの量なのに信号がなく、切れ目なく猛スピードでやってくる。われ先に!の精神なのか、待っていても絶対誰も入れてくれない。ぶつかる覚悟でわり入っていかないと行きたい所へはたどり着けない。最初は険しい顔で運転していたが、慣れてきてこんな余裕の笑顔がでるまでに。自転車を返しに行った時に、「どこまで行ったの?」と言われて地図でぐるっと行ったところを指でたどったら、え?マジ?!と仰け反って、あんたなかなかやるね。という驚いた顔をしながら、親指を立てて、いいね!してくれた。ビリティスのショルダーバッグ。自転車にかごがついてなかったので急きょ肩に通してリュックにしてみた。ミナ ペルホネンのうさバッグも、かごのついていない自転車に乗る時は耳の部分を肩に通して、リュックにして使っています。