キャズエドゥミ ル パサージュでの仕事を終え、ショップの近くのヴィーガンカフェで身体に優しい夕食&スイーツを食べた後、

ペドロ・アルモドバル監督の、スペインとアメリカの映画「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」を観に上映最終日のレイトショーへ。

主演のティルダ・スウィントンがとても好きで、彼女が主演である事、そして何より予告の色彩豊かな映像美に魅せられた事で絶対に大きなスクリーンで観たい!と強く思ったのだけど、内容が内容なだけに心が元気な時じゃないとちょっと観るのが辛いなと思っていたら上映最終日になってしまった。50代になるとエストロゲンの減少で気分が沈む事があると聞くけど、エストロゲンが原因でなくとも50代ともなると両親の介護に自身の体調、家族やその他諸々の事でみなさんもどうしたって気分が沈む出来事が多くなる年齢ではないでしょうか。先日、年上の友達に「陽子ちゃんの息抜きってなに?まさか仕事が趣味とか言わんといてよ。」と質問された。仕事が趣味な訳は絶対ないけど、おしゃれな映画を観たり好きな音楽を聴いたり海をぼーっと眺めたりして、心地良いな〜と思った時に必ず仕事のアイデアが浮かぶので、息抜きの最終地点が仕事ならば、絶対違うとは言ったものの、あながちそうとも言い切れないのかも知れない。そんな事をぼんやりと考えていたら映画が始まった。

ファッションやインテリアのカラーコーディネートのヒントとなる場面がたくさん登場します。重い空気を軽やかに変換する色使い。色の持つパワーは偉大だと静かに視覚で伝えます。

ナチュラルテイストにもジャンクスタイルにもヨーロッパアンティークにも北欧ヴィンテージにもシンプルモダンにも飽きてきた今日この頃だったので、映画を観終わった後、すぐに携帯を取り出しカラフルなチェアーやライト、フラワーベースをネットサーフィンしました。リビングの模様替えをしたくてうずうずしています。もしまだ観た事がなければ、彼女が出演しているウェス・アンダーソン監督の、色彩豊かでキュートな作品「ムーンライズ・キングダム」もぜひ観て欲しいです。

悲しいお話だと心して鑑賞し始めましたが、鑑賞後、映画館を後にする足取りは決して重くなく軽やかだった。

偶然、映画の中で印象的だったブルーと同じ色のお洋服だった。(見えてないけどソックスも同じブルーでした。)

カーディガン(プレイ・コム・デ・ギャルソン)シャツ(タオ・コム・デ・ギャルソン) ブルーのファーブルゾン(エバゴス)とウールのパンツ(ミナ ペルホネン)はsold outしています。

春色のお洋服が続々と入荷中です。カラフルな新色の別注アモッサカーディガンは春頃、様々な色柄のバリエーションで生産中のルールロジェットに別注したスカートも初夏頃入荷の予定です。

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