仕事で使う画像を探していたら、DIOR展に行った時の写真が出てきた。数ヶ月前のイベントだったのですが素敵だったので少しご紹介を。 ソフィア・ローレン、グレース・ケリー、イングリット・バーグマン、エリザベス・テイラーなど往年の大女優が好んで愛用していたディオールのエレガントなお洋服の数々。  私の中でクリスチャンディオールといえば、それはイコール母だ。小学校の参観日に、目が醒めるような真紅のカーディガンだったり、真っ白のジャケットに大判の赤い柄の入ったスカーフを頭に巻いたりして来た事がある。教室から校門を監視しているクラスメートに、「あ、お母さん来たよ!」と毎回言われるのが恥ずかしくて、目立つから真っ赤のあれはもう着てこないで。スカーフもしてこないで。など色々訴えた覚えがある。「すごく着心地が良くて暖かいのよ。学校は寒いでしょ。」「スカーフは美容院にいけなくて、白髪を隠すためよ。」とその時母は答えていたが、子供の頃は、寒いとか白髪とかもうなんか知らないけど、目立つからほんまに嫌、と思っていた。大人になり、母の洋服ダンスに掛かるその服やスカーフのタグを見てみたら、それらは全てクリスチャンディオールの物だった。大人になった今なら分かる。真っ赤を買っちゃう母の気持ちが。ディオールといえば、そりゃあ、赤、買っちゃうでしょう。ディオールの赤は本当に素敵だ。白髪を隠したい。ならばスカーフ巻くでしょう。ディオールのセーター、そりゃあ、もうめちゃくちゃ暖かいでしょうね。そしていま思えば驚くことに、運動会のお弁当の重箱の包みも、いつもディオールのスカーフだった…。ディオールといえば何年経ってもやっぱり私の中では、あの頃の母、なのである。 ショップ別注コート(ルールロジェット)バッグ(ジャックルコー)

取り扱い店舗 ラ ヴィオレット芦屋店

 

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