朝、目が覚めたらまずお布団の中で、今日の気分は薄い色なのか、それとも濃い色のコーディネートの気分なのかを自分に問うことから始まる。今日の気分は薄めかなと思ったら、↓このセットの上下を着て、クローゼットの前で仁王立ちして今日着る洋服を選ぶ。

濃い目の気分だな、という日は↓このセット。

1954年イタリアにて創業した老舗アンダーウェアーメーカー「EGI」の物で、ウール混で暖かく、筒編みになっていて脇に縫い目がないので肌触りが良く、またフィット感が心地いい。見えてもかわいい所もお気に入りで、色違い・型違いで全型揃えています。

こちらはお気に入りのルールロジェットのシルク100%のタイツ。肌触りも履き心地もとても良く、ウエストの締め付けもキツくなくて、お腹をすっぽりとおへその上まで包んでくれる。何より嬉しいのは、シルクは肌にも環境にも優しい天然素材であるということ。ナイロン素材は肌の油分を奪っていくので、肌が乾燥してお風呂上がりに必ず保湿クリームを塗ったりしなくてはいけなくなるけど、シルクは肌をしっとりと保湿してくれる。1色買われたお客さまが、後日他の色も買い足しに来られる事が多いのも納得できるタイツです。ウールと違い、シルクは3シーズン活躍してくれる所もいいですね。髪の毛が乾燥してパサパサしている時は、シルクのスカーフを数時間、頭に巻いていたら髪が落ち着き、しっとりとした艶のある髪になります。シルクは吸湿性・放湿性に優れ、さらに紫外線をカットしてくれて、静電気も起きにくいという嬉しい特徴も。

シルク素材のお洋服は、合成の繊維では出すことの出来ない上品な光沢で女っぷりをあげてくれる。シルクの服を着れば、あの光沢ととろみのある素材のおかげで、−3kgに見せてくれる。だから、シルクのお洋服を着た日は必ず、「あれ?痩せた?」と言われるのだ。ファッション雑誌にたくさん連載エッセイを書かれている美容ジャーナリストの齋藤薫さんによると、男性はシルクの服を着ている女性が好きらしい。シルクは実際より女性の体を華奢にそして上品に艶っぽく見せてくれるのだそうだ。

そう言われれば確かに、ルールロジェット(ルル)やミナペルホネン(ミナ)の展示会に行く時に、ルルのシルクのブラウスにスカートや、ミナのシルクのワンピースを着て新幹線に乗っていると、何度かお隣に座っているおじさんやサラリーマンのお兄さんに、荷棚に置いた荷物を取ろうとしていると、”お取りしましょうか?”と言って取ってもらった事や、奥の席に座ってて、ちょっとすみません…と、声をかけるときちんと立って通らせてくれた事がある。Tシャツにデニムの時は、背伸びして荷棚から重い荷物を下ろそうとしてても知らんぷりだし、電話がかかってきたから、ちょっとすみません、と奥の席から立とうものなら、ちっ!と舌打ちされて、組んでる足を少し引っ込める程度。なに?この違い。すごい、恐るべしシルク!全然対応が違う!どうやら本当に、光沢とろみは男性の好む要素が満載らしい。若い時はシルクのお洋服なんて高価で買うことが出来なかったから、本当にモテなければならなかった時に、一切シルクの恩恵にあやかる事はできなかったことが残念で悔やまれる。アラフィフとなった今は荷物を取ってもらえるのはとてもありがたいが、ただただ、軽くて暖かくて着心地が良く、紫外線もカットしてくれて、小さく畳んでもかさばらなくてシワにもならないという実用的メリットだけを重視し、日々私はシルクを愛用している。

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